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10月31日「大刀剣市」のご報告

大刀剣市から帰って参りました。新幹線で東京—秋田間が4時間というのはキツイですね。それはともかく、大刀剣市は、全国刀剣商業協同組合が開催する最大の恒例行事で、会場は東京新橋の東京美術倶楽部です。その3階と4階のフロアーには、北は北海道・札幌から、南は九州・熊本まで74社のブースが軒を並べて自慢の名刀を展示販売していました。愛刀家必見の行事と言っていいと思います。

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今年の開催は10月28日から30日までの3日間、来場者数は例年通りのようでしたが、お店の人の話を聞きますと売れ行きはイマイチとの事でした。毎年通っている僕の個人的な感想を言わせてもらえば、刀の価格は今が底値のような気がします。盛り良い時に比べ、価格が3割から4割くらい下がっているような気がしました。それでもなかなか財布の紐が緩まないのは、やはり不況の影響なのでしょうか?会場では不況ムードを吹き飛ばそうと、刀剣・刀装具のオークションが行われたり、刀鍛冶による希望銘入りキーホルダーの製作実演が行われていました。

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僕が気になった刀は、「備州長船則光 永享六年八月日」1尺1寸の寸延短刀でした。身幅の割に寸が延びる応永姿。永享と言っても応永とそんなに離れていませんから、応永姿の造り込みが受け継がれているのです。地鉄は板目に杢目が交じる応永地鉄、それに映りが鮮明に入っているのです。刃紋は明るく片落ち互の目が交じる小乱れ。これで値段が130万円。高くもなく安くもない。後は覚悟があるのみ。そんな風に思って唇をかんだ人が、あの会場に何百人いたことか!でも僕はまだあきらめていません。何とかしたいと思っています。こんな風にして刀は僕を若返らせてくれるんです・・・。この大刀剣市、やはり買う気で行かないと良い品を見過ごしてしまいます。自分で「こういう刀がほしい!」というテーマをもって会場に行けば、ヒヤカシの何倍も刀剣市を楽しむ事が出来ると思いました。来年は、軍資金はなくても気持ちだけは買う気で行こうと思います。    事務局 佐藤
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珍しい刀を発見

先日、会員から「錆び刀が出て来たので見てくれ」と言われ出かけました。その刀は会員の恩師のお父さんが、軍刀にしていたものだそうです。鞘から抜いてみると、なるほど錆びていましたが、それほど深い錆ではありませんでした。
長さは2尺2寸5分ほど、銘は「備州尾道住其阿弥定行作」裏銘は「天文13年2月日」となっており、しっかりした銘でした。

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出来は、板目の中に杢目も交じり、所々柾に流れています。刃紋は匂い出来の直刃で、所々小乱れの部分が見られ、小足や葉も入っています。造り込みは鳥居反りで、鎬が高いので三原の影響を伺うことが出来ます。
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1寸ほど摺上げられていますが、秋田で其阿弥の刀は珍しく、お父上の形見というのであれば研いだ方が良いと思い、そのようにお勧めしたところ快諾してくださったので、僕が明日懇意にしている埼玉県の研ぎ師に持っていく事になりました。ついでに大刀剣市を見てきます。そしてまたご報告させていただきます。
事務局佐藤

刀剣鑑賞会の日程が決まりました。

本部刀による刀剣鑑賞会の日程が決まりましたのでお知らせ致します。日時は11月20日(日)午後1時より。会場は秋田市茨島の茨島地区コミュニティーセンター(茨島体育館となり)です。講師は協会本部の黒滝哲哉さんです。会費は千円です。初心者大歓迎ですので、参加希望者は事務局の佐藤までご連絡下さい。電話番号は018-823-7985です。

麒麟図目貫

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お宝拝見!今回は「麒麟図目貫」をご紹介します。これは無銘ですが,後藤宗家9代程乗の作と極められています。極上質の金無垢地を贅沢に使い、麒麟の四肢の動きと筋肉の躍動を張りのある肉彫りで力強く表現しています。表面は磨き地に繊細な毛彫りで体毛が表現され、目、口、角、に生気が宿り厳しい表情となっています。後藤顕乗の嫡子に生まれ、加賀前田家にも出仕し、後に後藤宗家9代を継いだ程乗の魅力あふれる目貫と言えます。

「這い龍図目貫」

このコーナーでは会員の自慢のお宝(主に刀装具)を紹介します。
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第一回目は、「這い龍図目貫」です。
この目貫は、金無垢溶彫り、無銘ですが六代栄乗に極められています。
この目貫の気に入っているところは、手前味噌で恐縮ですが、龍の体がふっくらと盛り上がって存在感があり、鱗一枚一枚がキチンと彫られ、何よりも金色が良いという点です。家彫りの典型だと思います。
大きさは横が三七ミリ、縦が二十ミリと後代の物より比較的大きく、角の部分に極め鑽が入っています(出所が確かということ)。
裏を見ますと、陰陽根がしっかり入っており、当て金が施されています。上代後藤の目貫は金の厚みが極めて薄く、その分鑽行きが鋭くなるのですが、縁が切れてしまう恐れがあるため裏側から金の板で補強しています。これが当て金です。
よく見ると三角鑽も入っており、それらのことから六代栄乗と極められたものと考えております。

【お宝 拝見!】第一回目は「這い龍図目貫」をご紹介しました。
このコーナーでは、会員の皆様の自慢の品をどんどん紹介して参りますので、我こそはと思われる方は事務局にご連絡ください。私がすぐに取材に伺いますので、ご連絡をお待ちしております。
事務局 佐藤忠志

10月1日

日本美術刀剣保存協会庄内支部のお招きにより「藤原清人顕彰碑 碑前祭」に清水支部長と佐藤副支部長が参加しました。藤原清人は江戸時代末期の刀工で、山形県鶴岡市温海温泉の出身です。清人は四谷正宗と謳われた源清麿の弟子で、数々の優れた作品を残しています。この日は、郷土の刀工の遺徳を偲んで碑前祭を行った後、刀剣鑑賞会が行われました。鑑賞刀は「長谷部国信の脇差し」「長船長光の太刀」「大和守元平の短刀」「備前長船盛光の太刀」「宇多国房の短刀」の5振り。この他に秋田県支部から「古備前包平の太刀」「中原国宗の太刀」を持参し展示しました。特に包平は生中茎在銘の貴重な太刀で参加者の注目の的となっていました。

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10月1日〜3日

大館市中央公民館で「大館市文化財展」が開かれました。これは日本美術刀剣保存協会秋田県支部県北分会と大館市文化財保護協会の共催で毎年開かれているもので、今年で41回目になります。
文化財展には絵画や刀剣などが展示され、刀剣の部には南北朝時代から明治までの刀剣が10振り展示されました。
「太刀 無銘古宇多 南北朝時代」「短刀 藤原友重 室町時代初期」「刀 二王善清作 室町時代中期」「刀 月山正信 室町時代後期」「刀 同田貫藤原正国 室町時代末期」「刀 播磨守藤原輝広 江戸時代初期」「刀 大和大掾藤原正則 江戸時代前期」などが展示されました。

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プロフィール

刀剣秋田

Author:刀剣秋田
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